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過去のトピック

• 【2024年1月25日】ビター、調教時の事故死…
  
  ＜見舞に行って後からど突かれる私＞
  
  悲運の頑張り屋ビターエンダーは、２年間の離脱
  を乗り越えたが、１年も経たず散ってしまった。
  ビターエンダーは、ユニオンがセレクトセールで
  購入して先行募集にかけた馬、おそらくは第２の
  エポカドーロを狙っていたと思われる。大々的に
  無料プレゼント懸賞も組まれ、私自身その懸賞に
  当選して１口馬主を始めた１人である。
  古馬になって本格化する馬だと言われていたが、
  強豪が揃う１０月の東京でデビューして３着入線
  すると、翌々週にはスンナリ勝ち上がり、京成杯
  ４着、共同通信杯２着と着実に成長していった。
  そして念願のクラシック・皐月賞に参戦するが、
  ビターエンダーには酷な鞘重馬場での１８番枠。
  ５着以内のダービー権利を取りたかったところが
  １１着と大惨敗。おそらく疲れもたまっていたか
  と思われたが、強行してプリンシパルＳに参戦、
  ウシュバテソーロ、ポタジェ、アリストテレスと
  いった強豪を相手に貫録勝ちを見せ、ダービーの
  最終切符を自力でもぎ取った。しかし疲労困憊の
  ためなのか、ダービー本番は、いきなりゲートで
  大きく躓いて出遅れ、最後の直線は懸命に伸びて
  くるも10着の惨敗、しかもレース後には軽い骨折
  が判明した。悲運の始まりである。
  この後は何とか立て直すも神戸新聞杯に参戦して
  11着、菊花賞はまたまた大外18番枠で、しかも
  出遅れて、ほぼ回ってきただけの17着に終わって
  しまったが、年明け、初の古馬との闘いとなった
  白富士Ｓでは６着に入線し、次に向けてやや回復
  の兆しを見せた。だが予定していた中山記念を前
  にまたしても骨折が判明。しかも今度は完治する
  かも微妙な種子骨骨折だった。ビターエンダーは
  福島県いわき市のリハビリ施設で長期リハビリに
  専念することとなった。
  
  
  ＜リハビリに専念するビターエンダー＞
  
  2023年3月、長期ブランクを経てビターエンダー
  は再びターフに帰ってきた。復帰第１戦の東風Ｓ
  では、溜った鬱憤を晴らすかのような懸命の走り
  で６着に入線した。その後は、やはり足元不安が
  つきまとうのか、関越Ｓで12着、カシオペアＳで
  16着と凡走が続き、引退の噂も聞こえてきたが、
  それでも次の１戦に向けて、準備を進めていた。
  そして美浦に入厩した翌日、悲惨でしかない事故
  が起こってしまった…。
  ビターエンダーは通算で13戦。今後も沢山走れた
  だろう。クラシック皆勤は実力の証。古馬からの
  本格化を大いに期待した。長期離脱があっても、
  奇跡的な回復と重賞制覇を夢見てきた。その結果
  は最悪のバッドエンドになってしまったが、これ
  ほど壮大なドラマを見せたビターエンダーと関係
  者には敬意を表したい。
  
  P.S.　もう一度、ど突いて欲しかった
  

　　　　　　　　　　　

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